2012年12月5日付 沖縄タイムス記事(掲載承諾得ています、エミューさん、マスチンさん、ありがとうございます)
声援で道見えた 視覚障がい者の林さん完走
「大阪から来た人らしく楽しもう」と、おそろいのヒョウ柄コスチュームで走った54歳ペアは、生来の視覚障がいのある鍼灸師、林かよみさんと伴走者の会社員、内藤青児さん=共に大阪府。30〜60代の視覚障がい者ら練習仲間14人で訪れ、全員が完走した。
林さんは2009年に初出場。沿道で途切れない声援が「ほかのコースでは味わえない」との印象が焼きついた。「声の響く距離や方向で、道幅やアップダウンまで分かる。まるで道が見えるよう」と熱っぽく魅力を語る口調が、仲間うちに参加熱を広げた。
今回は、予想以上の楽しさだった。記録は4時間35分。自己ベストより18分遅かったのは「皆が差し出してくれるアメやサーターアンダーギーが、ありがたく断れなくなって。おなかいっぱいになったから」。補給職にこもった人情味に、自然と笑みがこぼれた。
視覚障がいのある仲間と大阪から訪れ、完走した林かよみさん(右)と伴走者の内藤青児さん=4日、奥武山陸上競技場
(記事掲載写真の説明文です、緑色の琉球ガラスのメダルをかけ、おそろいのヒョウ柄ウェアで笑顔のお二人)
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