「三島さんご夫妻へ」
              盲学校の恩師そして走る仲間 中馬 田鶴子

 康幸さん、早苗さん。12月9日第10回国際盲人マラソン大会に行き、
5キロ走りましたよ。あなた方も、こちらにいたら参加されてお会いできたでしょうね。
第1回目の朝、宮崎のグラウンドで私を見つけた康幸さんは驚いて「先生、
走れるのですか。」と声をかけてくれましたね。あの時、マラソンは初めてで、
67歳だったのだから、まさかとあきれたのでしょう。
それからはあちこちのマラソンでよく会い、そのたびにニコニコして声をかけて
二人で励ましてくれたよね。私が大分の盲人マラソンに参加すると言ったら、
私の教え子でもある5、6人の友達を連れて参加してくれましたよね。
どんなに驚き、うれしかったことか。皆、ニコニコしていましたね。
あなた方が、そちらへ行ったことは残念でなりません。まだまだ走り続けて、
後輩も育ててくれたでしょうにね。
今度の大会では三位でしたよ。賞をもらうのは歳をとっても嬉しいものです。
私は、これからもまだまだ走ります。天国から応援していてくださいね。
では、さようなら。


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